ココロコネクト 10話

伊織の欲望解放が出ていた間のことを思い出して恥ずかしがる描写が欲しかった。
どうにもならないくらい不器用なイナバンがこの作品の見所。これはいいものだ。
一見すると5人の中で最もしっかりしているように見えるイナバン。でもそれは弱い自分を見せまいと必死に「理性的な自分」を取り繕っているからであって、最もしっかりしているように見えるからこそ無理をしている部分が一番大きいのもイナバンである。あまりにも脆くて繊細。
自分を必死に守ってきたイナバンが勇気を出して告白するシーンはこっちまで緊張した。彼女みたいな性格は一番告白するのが苦手だと思う。それでも勇気を出して告白した。こちらまで緊張せざるを得ない。
そして、ずっと閉じ込めていた自分の気持を太一にはっきり伝えた後にイナバンが声を出して笑ったのが、いい。
告白して恥ずかしいとかじゃないんだよね。イナバンは自分の気持ちを閉じ込めて嘘をついていくのがとても辛かった。初めてその楔から解き放たれて、自分の気持を素直に言うってことをしたって。それが笑っちゃうくらいハッピーだったんだ。