氷菓 11話

折木君かなりショックそうだ。見てるこっちも結構ショックだ。
10話からの流れをきちんと汲んで上げて上げて落とす。構成が非常に上手いと思う。坂道のアポロンの気性の荒い感じとは違う。

クラスメイトを許さないほど怒ると思うんです!の迫力!
11話凄い。ほんとすごい。ドラマだったとしたら迫真の演技と評したい、ようなアニメーション。

川原で千反田さん折木に語りかけてくるシーンは真に迫るものがあった。氷菓というアニメの中で最も魂がこもった制作(動画・音楽・声優の演技等)がなされているシーンだと感じた。
このことについて少し考えてみると納得の行く結論が得られたし、非常に感動した。
このアニメには同じように千反田さんが折木に(カメラに)顔をぐいと近づけて喋りかけてくるシーンがとても沢山ある。まさにそれこそが氷菓の肝である「わたし気になります」が象徴されたシーンで、その最も重要なシーンで最高の製作をしているというのは至極当然のものだったのだ。
だからといってその理屈さえあればどこのアニメ制作会社でも同じことが出来るなんてことは到底ない。京アニの技術の粋が詰まった製作が氷菓で最も重要なこれらのシーンで惜しみなく発揮されているからこそ、この神々しさの塊のようなシーンは創りだされたのだと思う。

と思ったらその後の折木さんが怒るシーンとかもなかなかだった。
いやはや全部素晴らしい。京アニ最高や!